一年浪人が決まったころはほとんど体調もよくなり、予備校に通いながらさすがに本気で勉強した。
その結果、無事、地元の公立大学に合格。大学生活スタート。
当時、教員をめざしていたので、通常の授業のほかに教職課程もとり、さらにどうしてもやりたかった音楽をやるために大学のサークルである「軽音学部」へ。
僕はピアニストで、当時まったく興味がなかったジャズをやっている先輩Mさんに強引に?勧誘され、「モダンジャズ研究会」に入ることに。
通常の授業、教職過程、軽音学部、ジャズ研、さらにアルバイトと多忙な大学生活の始まりとなった。
大学は実家から車で片道50分くらいのところにあり、実家から車通学、アルバイトやサークル活動で夜中に帰宅(時には明け方帰宅)、という生活が増えていった。
かつてないほど元気になった僕は、調子にのってどんどん音楽活動を増やし、
人並みに彼女もできた僕は、さらに忙しくなり、ほとんど実家にも戻らずつねに睡眠不足状態。
スケジュール帳をつねにいっぱいにするクセがついていった。
そんな大学2年のある、雨の夜。
友人の運転で車で出かけ、夜中になって家に戻る途中・・・
調子にのって車を飛ばしすぎた友人は、目の前の信号が赤になったので急ブレーキをかけたところ車がスリップ。
右車線を走っていた車が、僕と友人が乗る車に突っ込んできた。
別の車に突っ込まれて大きな衝撃を受けた友人の車は大破。
幸い僕と友人は大きなケガはなかったものの、友人は腰をいため、僕はむちうち状態に。
この事故が、後になって、僕の健康状態に大きな影響を与えることになった。