サロンに来院される方から、時々
「私はどのくらいでよくなりますか?」
と聞かれることがあります。
よくなるまでの期間については、かなり個人差があるので一概にいえませんが、今回はめやすとしてのお話をしていきます。
まず身体のコンディションについて。
身体は、「かなり健康」「まあまあ健康」「半健康」「半病(未病)」「病気」という段階があると僕は考えています。
大きくわけると「健康」「未病」「病気」です。
同じ健康でも、いろいろな段階があるわけです。
当サロンに来院される方の多くは「半健康」「未病」の方ですが、病気の段階までいっている方も来院されます。
病気とは、自覚症状だけでなく病院ではっきりした診断がつき、検査でもあきらかに異状がみられる状態。
病気までいくと、改善にはそれなりの期間が必要です。
パニック障害や自律神経失調症は、「半健康」「未病」の段階。
僕自身の経験から、日常生活に見直しポイントがあることを教えてくれたり、身体がほんとうの病気にならないように防いでくれている状態が、パニック障害や自律神経失調の症状だととらえています。
「今まで病気知らずだったのに、いきなり大きな病気がみつかった」という話をよく聴きますが、それは体力があり身体の感覚が鈍っていたため、症状として出なかった(感じなかった)だけかもしれません。
病気になるまえに、いろいろな不調を感じているはずです。
症状そのものが病気でも悪いわけでもないのです。
ただ、症状が出るとかなりつらいため、少しでも早く解放されたい、というのはよくわかります。
問題は、身体やメンタルに不調が出てきたときにどう対処するか?どんな方法で症状を良くしようとするか?ということです。
身体は、バランスのくずれをわざわざ「症状」「不調」として教えてくれています。
これを、一時しのぎの方法で症状だけおさえようとすると・・・
根本的な原因はそのままになってしまいます。
言い方をかえれば、症状がおさまったから終了!というわけでもないのです。
原因にたいして、しっかり対処できてはじめてほんとうに「良くなった」という段階です。
ということで、まとめると・・・
☑症状をおさえることは、多くの場合、それほどむずかしくない(もちろん時間がかかることもあります)
☑ほんとうに健康といえる状態になるには「根本原因」を改善する必要がある
ということです。
したがって、本当によくなる、健康になるには、少なくても3ヶ月、半年から1年くらいはみておくといいでしょう。
それは、人生単位で考えれば、決して長い期間ではないと思います。