僕が初めてパニック発作を経験したのは、高校1年のとき。
当時、休日になると自転車で峠を攻めたりしていたがそれでは足りず、当時めずらしかった自転車レースに初参加して入賞するほど元気だった。
初入賞で調子にのってしまい、すかさず次のレースに参加。それが無理だったのか、その後風邪をひき、こじらせてしまった。
その後から、つねに身体の不調を感じるようになり、学校の授業中に息苦しさや動悸がおこり、保健室へ・・ということが増えていった。
さらには夜中、睡眠時にも発作がおこるように。
学校の体育の授業はほぼ見学。自転車通学もできなくなり、しばらく親に車で送り迎えしてもらっていた。
当時は「パニック障害」などという症状は知らず、心臓が悪いのかと思い病院で心臓の検査を受けたりもしたが、もちろん、異常なし。
幸い、当時お世話になっていた鍼灸師の先生の治療で、少しずつ回復。
同時に東洋医学や自然療法を独学で学び、実践。
高校を卒業するころには、だいぶ元気になっていた。
ただ健康面の問題から勉強に集中できず、現役での大学入試はすべてダメで浪人が決定した。