パニック障害克服記では、私、渡辺自身のパニック障害を克服した体験談を何回かにわたって書いていきたいと思います。
今、パニック障害や自律神経失調症、うつ症状、不安神経症、その他原因不明の不調に悩んでいる方は、参考になる話が多いと思いますので、ぜひお読みください。
パニック障害や自律神経失調症といった心身の不調は、現代医学がもっとも苦手とします。
検査で異常がみられることがあまりないからです。
僕自身、24歳のとき大学病院に3ヶ月入院してさまざまな検査を受けましたが、これといった異常がみつからず、結局「神経性食思不振症」つまり「拒食症」と診断されました。
すごくやせていたのと、体質改善のため食事にこだわっていたのが理由のようです。
その後も病院を何カ所も受診しましたが、精神安定剤や抗うつ剤など、対症療法のクスリを出されるばかり。
当時、僕のまわりには同じように病んでいる人が何人もいて、クスリ漬けになり、日常生活もできないような状態になっている人を目の前でみていたので、クスリだけは絶対に頼らない!と決めていました。
くわしくはこれから語っていきます。
まず最初にお伝えしたいこと。
それは・・・
「今、どんなにつらい状態であっても、正しい方法をとって、あせらずに治していけば、必ず本来の健康をとりもどせる」
ということです。
たとえ今、クスリに依存した状態でも大丈夫。
クスリがダメなのではなく、使い方次第なのです。
クスリがあなたを健康にするわけではありません。
主役はあくまで自分自身。クスリは補助にすぎないのです。
大事なのは「かならず健康を取り戻す。それまでは決してあきらめない」と完全に決めてしまうこと。
では、次回から体験記に入ります。日記形式で進めていきます。